だいぶ更新ができなくて、このシリーズが中断してました。その間WindowsXPのサポート期限が延長されたり、
新OS WindowsVistaの登場など様々な動きもありました。
さて今回は、既にサポート期限が終了したという、Windows98やWindowsMeなどの過去のOS達にスポットを当ててみました。
といっても、マイクロソフトも正式なサポートは終了しているわけですから、できることも限られるわけですが、当然のことながら、
サポートを終了したからと行って全く利用できないわけでもありません。実際に、お孫さんなどからいらなくなったPCをもらったということで、
今現在もWindows98やWindowsMeなどのPCをご利用の方もいらっしゃるはず。どこまでUpdateなどして利用できるものなのか検証してみることにしました。
スタート>WindowsUpdate とたどって実施。WindowsUpdateの画面にはたどり着けます。この段階では特にエラーなども表示されません。
ただしWindows98/Meユーザー向けに、2006年7月11日から、Windows98、Windows98SE、WindowsMeのサポート終了のお知らせが。
またWindows98の場合、スタートメニューにある"Windows Update"ではWindowsUpdateのページにすら行けないこともありますので、
WindowsUpdateを試す場合には、ブラウザ(InternetExplorer)を起動して、ツールメニューから行う必要があります。
もっとも全くUpdateをしたことがない場合、Windows98の初期版だと、Internet Explorer Ver4.0のため、それすらもできないケースもあり得ますので、
まずはInternetExplorerをダウンロードして、IEのバージョンを更新してから行う必要があるかもしれません。
構わず、"更新をスキャンする"をクリック。利用可能な更新の検索画面に行きます。パーセンテージが進んで、検索が完了。
"重要な更新とServicePack"は"0"、"Windows98 and Windows98 Second Edition"関連のコンポーネントが"35"、"ドライバの更新"が"0"という結果。
とりあえずインストールできるUpdateは一通りしてあったためか、"重要な更新とServicePack"はなし。新規にあれば別でしょうけど、
サポートが終了して新規にはないため、一通りインストールされていれば、現状は"0"ってことで問題ありません。Windows98 and Windows98 Second Edition"の"35"という数値。
中を確認すると、DirectX9.0cエンドユーザーランタイム、Microsoft .NET Framework Version1.1日本語版、Windows重要な更新の通知の他、
IE上でフランス語メニューやダイアログなど日本語以外の言語での表示をするための多言語機能がどっさり。
多言語機能など特に使わないもの以外を試しにインストールを実施してみました。
とりあえず、Microsoft .NET Framework Version1.1日本語版とDirectX9.0cエンドユーザーランタイムをインストールしてみました。問題なくダウンロードが始まり、インストールも完了。
つまり、既に配布されている修復プログラムなどについては、現在もほとんど問題なくWindowsUpdateで提供されているっていうことです。ですから仮にリカバリをしたとしても、
最終的に配布されたものまでは、現時点ではダウンロード&インストールが完了します。当然、マイクロソフトのサポートが終わっているため、
よっぽどのことがあっても新規に修復プログラムを提供してくれるって可能性は低いと思いますが。ただし既にサポートの終了しているOS。
いつなくなっても何も言えませんから必要なアップデートはすましておく必要があります。
日本語のページでは、実はWindows98ServicePack1の配布も終了したと、Windows98の初期版ユーザーにはさみしいコメントもありますが、実は以下のサイトからダウンロード可能です。
加えて言えば、今となっては懐かしい? Windows98の2000年問題への対応プログラムなどもあったりします。Windows98の初期版のユーザーの方にとっては、結構貴重なものかもしれませんね。
Windows98の修正プログラムなど
上記にアクセスして、"RECOMMENDED UPDATES"のところにある"System Update"。これがServicePack1です。NEXTとすすんで、"Accept License Agreement and Begin Download Now(Japanese)"を選択し、
"Next"をクリックすると、"wucsp.exe"というファイルのダウンロード画面が表示されます。当然この当時のWindows98は、NECのPC-98シリーズ向けには別に同様のものがあります。
"Accept License Agreement and Begin Download Now(Japanese-NEC)"と表記されたものを取り込めばOKです。
ただしこのページのリンクをたどっていっても、既に提供の終了しているものもあるのも事実です。ただし結構な数の修正プログラム(Windows 98 Second Edition Shutdown Supplement)
や関連プログラム(2000年問題修復プログラムなど)をダウンロードできるのは確かです。
現在もWindows98で動作可能なAVASTの様なフリーの日本語対応のウィルス対策ソフトなどもあることですし、きちっとセキュリティ対策もしておけば、とりあえず使えないってことはなさそうです。
かくゆうわたしもまだ、Pentium133/メモリ160Mの富士通のノートPC FMV-5133NUB/Wを利用中。もっとも、PC自体結構古め(CPUや搭載メモリ関連)のものが多い筈なので、
スムースにストレスなく利用できる環境ではないのは確かです。でも簡単なWeb閲覧や文書作成など用途を限って利用する限りは、まだまだ問題なく利用できるかな?というのが今回の検証で感じたところです。
今度時間があれば、Windows95についても検証してみることにしましょう...。
次回予告 未定